スパロボX攻略 第30話『胸の中の嵐』

2018年11月23日

スパロボX攻略 第30話『胸の中の嵐

勝利条件:敵の全滅。
敗北条件:味方戦艦の撃墜。ディオまたはヒイロの撃墜。
SR獲得条件:4ターン以内にマップをクリアする。


戦闘進捗

敵・味方の増援等はありません。

グバルディア(マルガレタ)撃破:マルチセンサー獲得。
クリア後スキルプログラム:回避アップ・ダッシュ獲得。

概要

偵察に出ていた青葉は嵐の中でヒナと遭遇し、そのまま二人で遭難してしまう。二人きりで過ごす時間の中、ヒナと青葉は互いを知る事となる。
しかし、現れたゾギリア軍によってルクシオンは奪われ、戦いの中でヒナの養父は生命を落とす。ショックを受けるヒナに対して、ビゾンはエゴをむき出しにする。
戦いの後、一行はゾギリアがミスルギの力によって元の世界と行き来している事を知るのであった。

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会話

ビゾン:何故、捜索隊を派遣しないのです!?
マルガレタ:落ち着きなさい、ジェラフィル中尉。この嵐の中を下手に動けば、二重遭難になるだけです
ビゾン:しかし…!
アルフリード:そこまでだ、ビゾン
ビゾン:中佐もヒナを見捨てるというのですか…!?
アルフリード:確かにマルガレタ特務武官のおっしゃる通り、この状況で捜索隊を派遣するのは危険だろう
ヴィクトル:だが、それは並の連中の話だ
ビゾン:ヴィクトル・リャザン少佐…
ヴィクトル:久しぶりだな、ビゾン…
ヴィクトル:いや…いくら自宅が隣同士の縁とはいえ、今はジェラフィル中尉と呼ぶべきかな
マルガレタ:ヴィクトル・リャザン少佐…。貴官等の隊の着任は明日のはずだが
ヴィクトル:この一帯が嵐になるって聞いたんで早めに到着したんですが…
ヴィクトル:まさか娘が…ヒナが行方不明になっているとは思いもしませんでしたよ
アルフリード:どうでしょう、特務武官殿?リャザン少佐にヒナ・リャザン少尉の捜索隊を率いてもらうのは
マルガレタ:しかし、少佐には親衛師団との合同で仕掛ける重要な作戦に参加してもらう手はずで…
ヴィクトル:申し訳ありません、特務武官殿。ここは一軍人としてではなく、人の親として娘の捜索に行かせてください
マルガレタ:しかし…
ヴィクトル:お願いします
マルガレタ:…人員は最低限しか認められません
アルフリード:ありがとうございます、特務武官殿
ヴィクトル:そうと決まれば、すぐに出発だ
ビゾン:少佐、私も参加させてください
ヴィクトル:…いいだろう、ビゾン。お前には今日までヒナのお守りを押しつけてきたからな
ヴィクトル:悪いが、最後まで面倒をみてくれ
ビゾン:はい!
ヴィクトル:まったく…張り切るのはいいが、いくつになっても手間のかかる娘だ…
ヴィクトル:見つけたら、少し説教してやらんとな
アルフリード:(お気を付けて、リャザン少佐…。ゾギリアの未来のためにも、あなたの力が必要とされているのです…)

第30話『胸の中の嵐
青葉:!
青葉:!
ヒナ:手を上げろ!抵抗すれば、撃つぞ!
青葉:雛!お前も、この島に流されていたのか!?
ヒナ:気安く人の名前を呼ぶな!お前のせいで私は…!
ヒナ:きゃあっ!
青葉:下手に動くな!雨で足場がもろくなってるんだ!
ヒナ:何これ!?
青葉:まずい!ガケが崩れるぞ!

倉光:駄目だ
ディオ:……
倉光:青葉君の捜索は許可できない
ヤール:しかし、青葉もついてねえな…。偵察に出たら、嵐の中で敵に遭って機体トラブルとはよ…
リー:撃墜されたわけではないから、生命に別状はないと思うが…
ディオ:しかし、外はまだ嵐です。早く青葉を見つけないと…
倉光:だからだよ。この悪天候に加え、青葉君が撃退したとはいえ、敵がまだ近くにいるかも知れない
倉光:この状況下でクルー達の安全を最優先に考えて下した僕の判断は間違ってるかな、リー君?
リー:いえ…
レーネ:各員の気持ちもわかるが、わざわざ直接、状況を説明に来られた艦長のお気持ちも理解しろ
倉光:本艦とメガファウナはこのまま警戒態勢を維持、嵐をやり過ごしてから次の手を打つ
倉光:各員は、そのまま待機だ
ディオ:……
リー:ディオ…。馬鹿な事を考えるなよ
ディオ:青葉の捜索に出る事が馬鹿な事だと言うんですか?
ヤール:落ち着けって。艦長がああ言った以上、勝手に動けば完全に命令違反だぜ
ディオ:しかし…
ヒイロ:…感情に従って動く事は、悪い事ではない
ディオ:ヒイロ…
ヤール:無表情、無口、無愛想のお前が言う台詞かよ!
ヒイロ:…俺はシグナス所属の軍人ではない。誰も俺に命令する事は出来ない
ディオ:行ってくれるのか、ヒイロ?
ヒイロ:お前も一緒に来い、ディオ
ディオ:…わかっ…
エルヴィラ:はい、そこまで!今それを口に出しちゃうとリーも困っちゃうから
ディオ:覚悟は出来ています
エルヴィラ:待ちなさいって、ディオ。私があなたを合法的に出撃できるようにしてあげるから
リー:艦長を説得するっていうのか?
ヤール:無駄だと思うぜ。艦長…ああ見えて理詰めで来るからな
エルヴィラ:だからこそよ。青葉君を100%発見できる方法があるならば、艦長も捜索をOKするでしょ?
エルヴィラ:それにはディオとヒイロの連携が必要になるの
リー:ディオとヒイロで…?
ヤール:これはまた想像を絶するようなカップリングだな…
ディオ:青葉を見つけるために必要ならば…
ヒイロ:それでいい、ディオ…感情に従え

ヒナ:!
青葉:よかった!気がついたか!
ヒナ:この格好は…
青葉:ま、待て!何もしてないよ!
青葉:俺達、ガケくずれに巻き込まれて気絶したお前をここまで運んで…
ヒナ:黙れ!お前を捕虜にして、私の身の潔白を証明してやる!
青葉:ちょっと待てよ!お前…生命の恩人にそういう態度を取るのかよ!
ヒナ:私は軍人だ!敵に対しての当然の行動だ!
青葉:そっちはそうかも知れねえが、俺は軍人じゃねえ!
ヒナ:何故、そんな男が連合の新型に乗っている?
青葉:…お前が連れてきたからだよ
ヒナ:は?
青葉:学校で突然ヴァリアンサーに襲われてそれをお前が助けてくれたんじゃないか
青葉:それで『ディオが待ってる』とか言って、俺を70年後の世界に送り込んだんだろ?
ヒナ:こんな妄想に取り憑かれた男が新型機のパイロットとはな…。連合は相当、人材不足らしいな
青葉:…覚えてないのか、雛?
ヒナ:気安く私の名前を呼ぶな!そもそも何故お前が私の名前を知っている!?
青葉:だから、お前は俺のクラスメイトで弓原雛っていって…ヴァリアンサーに襲われた時、お前が助けて…
ヒナ:もういい!
ヒナ:クラスメイト!?助けた!?訳のわからない事ばかり並べて!
青葉:雛…
ヒナ:これだけは言っておく!お前の言うヒナが、たとえどれだけ私に似ていたとしても、それは私じゃない!
ヒナ:私の父はゾギリア軍第101独立偵察旅団所属の少佐、ヴィクトル・リャザン!
ヒナ:私は10歳で第11幼年士官学校に入学し、卒業後、リペツク基地を経て、第501機動中隊所属となった!
ヒナ:お前と接触する事など不可能だ!
青葉:…そうか…
ヒナ:え…
青葉:よくわからねえけど、話のつじつまが合わねえんだから、お前は俺の探している雛じゃないのかもな…
青葉:でもさ…雛を見るけるための手がかりはやっぱり、お前しかいないと思うんだ…
ヒナ:その雛というのは…
青葉:雛とは同じクラスだったけど、ほとんどしゃべった事がなかったんだ…
青葉:助けてもらった時が初めてぐらいで…。ほんと、どんな女の子かも、何が好きなのかも知らなくて…
青葉:会えたら、色んな事を聞こうと思ってた…。どうして俺を助けたのか、とか、どうやったら元の時代に帰れるか、とか…
青葉:なのに、やっと会えたと思ったら、別人とか言われて…
青葉:だったら、あいつはどこに行ったんだ…。やっぱり、もう元の時代には戻れないのか…
ヒナ:……
青葉:どうした?俺を捕虜にするのはやめたのか?
ヒナ:…お前を尋問しても無意味らしいからな…。当面は、この状況を何とかする事を優先する
青葉:そいつは助かった
青葉:なあ、洞窟の外に出てみようぜ。嵐も収まったみたいだし
ヒナ:ああ…

青葉:よっし!嵐は完全に去ったみたいだな!
ヒナ:こんな夜も星は綺麗なのね…
青葉:さて…これからどうする?俺の機体は通信機がやられちまってるけど…
ヒナ:こちらも同じような状況よ
青葉:こうなると救助が来るまでここで待つしかねえか…
青葉:まかさ異世界の無人島でサバイバルをやる事になるとはな…
青葉:ま…一人きりじゃないだけ、マシか…
ヒナ:勝手に私を仲間にしないで
青葉:こういう時には助け合いだ。俺のいるエクスクロスは色んな立場の人間が協力しあっている
ヒナ:それは私達も同じよ
青葉:ミスルギのやり方に従うのが正しい事だと考えてるのか?
ヒナ:それは…
ヒナ:私にとってゾギリアは祖国だから。たとえ、変わってしまっても…
青葉:ゾギリアが変わった…?
ディオ:青葉!
青葉:ディオ!
青葉:何だよ、お前!嵐の中を助けに来てくれたのか!
ディオ:…仕方なくだ
ヒイロ:そういう事にしておいてやる
青葉:ヒイロまでいるとはな。こいつは珍しいカップリングだ
青葉:しかし、あの嵐の中、手がかりもないのに、よく俺を見つけられたな
ヒイロ:ゼロシステムの未来予測とカップリングシステムをリンクさせた結果だ
青葉:未来予測…?あの羽の生えたガンダム…そんな力もあるのか…
ディオ:カップリング可能領域を広げれば、バディ機の位置の感知も出来る…
ディオ:ゼロシステムで範囲を絞り込み、その指示に従って、俺の脳波をアクティブソナーのように使ったんだ
青葉:へえ…よくわからねえけど、すごいもんだな
ヒイロ:あの女は?
青葉:俺と同じく戦闘中のトラブルで漂流したんだ
ヒナ:……
青葉:安心しろ。手荒な真似はする気はねえから
ヒナ:敵を前にして甘いな…。それでは軍人失格だ
青葉:言ったろ?俺は軍人じゃねえって
ディオ:このゾギリア兵…。青葉が追っていた雛という女か
青葉:ああ…。だが、名前も顔も一緒だけど、俺の知っている雛とあ別人らしいんだ
ヒイロ:この女をどうするつもりだ、青葉?
青葉:俺は軍人じゃねえんだ。捕虜にするとか、そういうのは考えない
ヒナ:甘い男だな、お前は
青葉:…かもな。でも、そうするのがいいと思ったんだ
ヒナ:青葉とか言ったな…。ちゃんと名前を聞かせてくれ
青葉:渡瀬青葉だ。あらためて、よろしくな
青葉:撃ってきた!?
ヴィクトル:伏せろ、ヒナ!
ヒナ:お父様!
ディオ:ゾギリアも、この島に来ていたのか!
ヒイロ:お前は青葉を連れて退け。ここは俺が食い止める
ビゾン:ヒイロ・ユイ!貴様もいたか!
ヒイロ:ビゾン・ジェラフィル…!
青葉:(何だ…!?あいつ…どこかで会った事があるような…)
ビゾン:貴様!ヒナから離れろ!!
青葉:くそっ!やりやがったな!
ディオ:離れろ、青葉!ここは退くぞ!
ビゾン:青葉だと!?貴様がヒナに付きまとっていた連合の兵士か!
青葉:だから、どうした!?
ビゾン:ヒナは…俺が守る!!
青葉:うるせえ!勝手に一人で盛り上がってんじゃねえよ!
ディオ:退け、青葉!ヴァリアンサーが来るぞ!
青葉:あれは!?

青葉:ルクシオンが奪われた!?
ビゾン:親衛師団…!我々と並行して動いていたというのか!?
ヴィクトル:信じられん…!野戦のプロである俺達だからこそ、ヒナを発見できたというのに…!
親衛師団兵:マルガレタ特務武官…。指示通り、カップリング機の片割れを発見し、捕獲しました
マルガレタ:ご苦労…
マルガレタ:(行政局局長からの厳命…カップリング機の捕獲は何とか達成できた…)
マルガレタ:(しかし、わからない…。何故、このタイミングで急に捕獲命令が出たんだ…)
親衛師団兵:あの島にはカップリング機のパイロットもいるようですが…
マルガレタ:(行政局局長エフゲニー・ケダール…。ゾギリアを変革する男…)
マルガレタ:(私は…正直言って、彼が…恐ろしい…)
親衛師団兵:ちいっ!このチャンスを逃すわけにはいかない!攻撃を開始しろ!
親衛師団兵:しかし、あそこには国防軍の人間もいます…!
親衛師団兵:構わん!我々の背後には行政局局長がいるのだ!

ヴィクトル:ぐっ!
ビゾン:無事か、ヒナ!?
ヒナ:お父様が!
ビゾン:離れるぞ!ここにいては俺達も巻き添えを食らう!
ヒナ:お父様は私につかまってください!
ヴィクトル:ヒナ…
ヒナ:しゃべらないで!出血がひどくなります!
青葉:俺のルクシオンが…!
ディオ:今はこの場を離れるのが先だ!急げ、青葉!
ヒイロ:シグナスとメガファウナも来た
アネッサ:ルクシオン、ゾギリアにろ獲されているようです!
まゆか:なお、青葉さんは機体に搭乗していません!
エルヴィラ:あの嵐の中…ゼロシステムとカップリングを持っているこちらよりゾギリアの動きが早いなんて…
倉光:すぐに各機を発進させるんだ
出撃準備画面:メガファウナシグナスブラディオンWガンダムゼロ・15機体

まゆか:青葉さんを収容しました!
アネッサ:ディオとヒイロは、こちらに合流!敵機も来ます!
ロックパイ:加勢するぞ、ゾギリア軍!
ベルリ:トワサンガが来たか!
親衛師団兵:マルガレタ特務武官!指示を!
マルガレタ:(あまりにも早い仕掛け…。どうなっているんだ、これは…?)
マルガレタ:(まるで全てが定められた筋書きに従っているかのようだ…)
親衛師団兵:マルガレタ特務武官!
マルガレタ:ろ獲したカップリング機を後方へ移送…!残りは私と共にエクスクロスを叩く!
ジュドー:ルクシオンが奪われた!
トビア:じゃあブラディオンもカップリングが出来ないのか!
アムロ:追っても無駄だ!今は目の前の敵を迎撃するぞ!
マルガレタ:ビゾン・ジェラフィル中尉!こちらの合流しろ!
マルガレタ:ジェラフィル中尉!指示に従え!
ビゾン:何故…俺達がいるのに撃ったのです?
マルガレタ:それは…
ビゾン:俺は…好きにやらせてもらう!
ヒイロ:ビゾン・ジェラフィル…
ゼロシステム起動
ヒイロ:(ゼロシステムが、奴に反応している…?)
ビゾン:エクスクロス…!お前達さえ来なかったら、ヒナは泣かずに済んだ!
ビゾン:許さない…!俺はお前達を…青葉という男を許さない!

グバルディア(マルガレタ)
マルガレタ:カップリング機奪取という任務は果たした…!ここは撤退する!
ディオ:俺達が…もっと早く到着していれば、ルクシオンが奪われる事もなかったのか…
倉光:アル・ワースに跳ばされた連合とゾギリア…。これで戦局が変わるかも知れないね…

Wガンダムゼロvsネビロス
ヒイロ:ビゾン・ジェラフィル…。お前は何だ?
ビゾン:黙れ、ヒイロ・ユイ!ゾギリアの敵である貴様は俺が叩く!
ヒイロ:(ゼロが言っている…。この男は危険だと…)
ヒイロ:(だが、その根拠が提示できないでいる…。この男…ゼロの未来予測を超えた所にいるのか…)

ブラディオンvsネビロス
ビゾン:カップリング機の片割れめ!お前やあの青葉という男のせいでヒナが苦しむんだ!
ディオ:黙れ!お前達、ゾギリアのおかげでどれだけの人達が苦しんだと思っている!
ディオ:カップリングがなくても俺は戦う!ゾギリアは俺の敵だ!

ネビロス撃破
ゼルガードに!マーク出現
ビゾン:くそっ!ネビロスでは、奴等とは戦えないのか!?
ビゾン:もっと力がなければ、俺は…ヒナを…!
ヒイロ:(ビゾン・ジェラフィル…
ヒイロ:(ゾギリアの一兵士にしか過ぎない奴を何故、ゼロは警戒する…)

G-セルフvsガイトラッシュ
ロックパイ:YG-111!その機体はドレッド軍のものだ!さっさと明け渡せ!
ベルリ:言っている事は、ごもっともだけどそこで力ずくで来るような人の言う事なんて聞く気はないんですよ!
ロックパイ:理屈を!その生意気な口を黙らせてやる!
ベルリ:まったく…!リギルド・センチュリーが宇宙世紀のどれだけ未来か知らないけど…
ベルリ:こんな風に好戦的な人ばかりじゃあのシャアって人の絶望を否定できないじゃないですか!

ガイトラッシ撃破
ゼルガードに!マーク出現
ロックパイ:ちいっ…!戦功を挙げねば、ミスルギの中でトワサンガの地位が危なくなる!
ロックパイ:もうすぐ奴等が来るのだ…!急がなくては!
ノレド:あの人…何か焦ってたね
リンゴ:ロックパイの事だ。どうせ、マッシュナー中佐がらみの事だろうさ
ラライヤ:(奴等が来る…。もしかして、それって…フラミィが言っていたあの人達の事なの…)

ドニエル:敵は撃退したが…
倉光:困った状況になったな…
ヒイロ:…ゾギリアは俺達の想像以上に危険な存在なのかも知れない…
カトル:ヒイロ…
デュオ:珍しいな…。お前が、そんな事を言い出すとは…
ヒイロ:(ゼロ…。お前でも見えない未来をゾギリアは見ているのか…)
ゼクス:データ通信だと…?
ゼクス:これは…

ヒナ:お父様…
ヴィクトル:…自分の身体の事は、自分が一番よくわかる…。もう私は…助からん…
ヒナ:そんな…!
ヴィクトル:お前…に…言っておく事が…ある…
ヒナ:しゃべらないで!傷に障ります!
ヴィクトル:聞け…。聞くんだ…!
ヴィクトル:ヒナ…。お前は…私の本当の娘ではない…
ヒナ:!
ヴィクトル:お前も…薄々とは感じていただろう…
ヴィクトル:今から10年前の事だ…。激戦地であるザグレブに配属されていた私は…焼け野原となった戦場で…お前と出会った…
ヴィクトル:当時のお前はボロボロの服を着て、ろくに話も出来ず…記憶がなかった…。覚えていたのは…ヒナという名前だけだった…
ヴィクトル:私はお前を戦災孤児として引き取り、こうして私とお前は…親子になったのだ…
ヒナ:そんな…。そんな事…急に言われても…
ヴィクトル:信じられないか…。死に際の人間が…冗談でこんな事を言わんよ…
ヒナ:お父様…
ヴィクトル:お前は…優しい子だ…。士官学校に入ったのも…軍人であった私を…追っての事だろう…
ヴィクトル:だが…もういい…。お前は…自由に自分の生き方を…選べ…
ヴィクトル:遠からずゾギリアは…
ヴィクトル:ぐっ…!
ヒナ:お父様!
ヴィクトル:ヒナ…強く生き…ろ……
ヒナ:お父様!!
ヒナ:(私は…ヒナ・リャザンでは…なかった…)
ヒナ:(もしかしたら、私は…あの青葉の言う雛なのかも知れない…。そうすれば…記憶がなかった事も…納得いくし…)
ヒナ:(でも…)
ヒナ:青葉…。私は…どうすればいいの…
ビゾン:ヒナ…。お前…さっき何と言った?
ヒナ:ビゾン…
ビゾン:青葉…渡瀬青葉…!連合の新型のパイロット…!
ビゾン:何故、あの男の名前を呼ぶ!?あいつは敵!俺達の…ゾギリアの敵だ!
ヒナ:待って!話を聞いて!
ビゾン:黙れ、ヒナ!お前はゾギリアの軍人で俺達の仲間じゃなかったのか!?
ビゾン:やはり、お前はあいつ等のスパイで俺達を騙していたんだな!
ヒナ:私は…
ビゾン:お前を救うために危険を冒して嵐に飛び込んだリャザン少佐がこれでは浮かばれない!
ビゾン:お前は!父親とゾギリアを裏切ったんだ!
ヒナ:違う…!違うの、ビゾン!私は…!
ビゾン:いいか!お前が何と言おうとお前が島で連合のパイロットと一緒にいたという事実は変えられない!
ビゾン:俺がそれを報告すれば、さすがのアルフリード中佐も許してはおかないだろう!
ビゾン:お前を許してやれるのは俺だけなんだ!余計な事を考えず、俺の言う事を聞いて大人しくしていろ!
ヒナ:ビゾン…
ビゾン:ヒナ…!俺は…俺は…!

青葉:…すみません、艦長…。俺のせいでルクシオンが…
まゆか:今回の事は誰のせいでもありませんよ!
倉光:まゆか君の言う通りだよ。青葉君は身の安全という最も重要な事を優先しただけだ
倉光:強いて言うならば、捜索部隊の派遣のタイミングを見誤った僕の責任だよ
青葉:しかし…
ディオ:やめろ、青葉。自分を責めても状況は変わらない
ディオ:それにゾギリア側がカップリングシステムの実機を手に入れたからといって、すぐに戦局に影響が出るとは思えん
エルヴィラ:Dr.ハーン…
ディオ:誰です、それは?
エルヴィラ:カップリングシステムを開発したDr.フェルミのラボでの同僚よ
エルヴィラ:今はゾギリアに亡命しているわ
青葉:そいつ…ゾギリアでカップリングシステムを開発してるのか…!?
エルヴィラ:おそらくはね…
エルヴィラ:カップリングシステムが実用化できのは私の考案した新型のコックピットによる所が大きいの
ディオ:つまり、ネックであったコックピットのサンプルが入手できた今…
エルヴィラ:ゾギリア製のカップリング機の実践投入は飛躍的に早まるでしょうね
まゆか:でも、ゾギリア側にそう簡単にカップラーが養成できるとは思えません!
ディオ:何より、このアル・ワースにいる限り、機体の開発自体が不可能では?
倉光:ディオの疑問はもっともだ。しかし、ドニエル艦長とも討議したのだが、不安な事がある…
レーネ:…失礼します、艦長。ゼクス・マーキスに送られたデータ通信の暗号解析が完了しました
倉光:差し支えなければ、要点を聞かせてくれ
レーネ:それによりますとゾギリアは定期的に我々のいた世界にアクセスしている模様です
ディオ:何っ!?
まゆか:ゾギリアには帰還の術がある…
倉光:自由条約連合と比較して、ゾギリアは大量の部隊がアル・ワースに来ていると思ったが…
倉光:私とドニエル艦長の予測通り、彼等は定期的に戦力を補充しているようだな…

ファクトリー会話

青葉:……
ディオ:わざわざホープスに場所を用意してもらったんだ。ここでなら好きなだけ落ち込め
青葉:う…
青葉:ああああああああっ!!
ディオ:な、何だ、いきなり!?
青葉:ふう…思い切り叫んだら、すっきりしたぜ
青葉:気を遣ってくれてありがとよ、ディオ。だが考えるのは、もうやめだ
青葉:ルクシオンがなくても、やれる事を探す…。それが俺の戦いだ
ディオ:いいのか?
青葉:何がだ?
ディオ:お前はカップリングの適正を認められてパイロットをやっていたんだ…。ルクシオンがない今、無理に戦う必要は…
青葉:そこまでだ、ディオ。言葉にしなくても俺の答えはわかっているだろ?
ディオ:ああ…
青葉:カップリングシステムがなくても俺はお前のバディだ。よろしく頼むぜ
ディオ:ならば、今までルクシオンの性能に頼っていた分を鍛え直してやる
アマリ:いいものね、相棒って
ホープス:そうですね
アマリ:私達も青葉君とディオ君に負けないように頑張ろうね!
ホープス:(私は相棒以上の関係を望みますけどね)

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Posted by aics